美術 教室

7、8歳児にセロファンを使った授業をした。
○一つ目。ステンドグラス風。
台紙となる黒の色画用紙を円形に切り、透明セロファンを貼る部分と切り絵を貼るところを残して、枠を作る。そこに黒い折紙で切り絵を作りカラーセロファンを貼って台紙に貼る。透明セロファンの部分には油性マジックで図柄を描き裏から彩色する。黒い折紙を切り絵にしてカラーセロファンを貼るとそれなりに見栄えのするものができる。穴開けパンチを利用するとさらに複雑な柄が浮んで面白い。奥行きは出ず、形と色が見える。

○二つ目。部分を形にして、影絵らしきものに仕上げる。
最初に、まる、三角、四角に切り分けたものを黒のテープ(黒の折紙に両面テープを貼ったもの。折紙の黒はマイナー。紙テープの黒はなかった。)で縁取りし、扱いやすくしておく。スライドフィルムのようになって何やら別物に使えそう。イメージに対する形の不足部分は自分で切り貼りして、黒テープでつないでいく。仕上がったら割り箸を黒くぬって、バランスのよいところに持ち手を付けて出来上がり。

○メモ
最初は、セロファンにはじめて触れた子ばかりで、顔に巻いたりして楽しんでいた。形の段階では針金を入れるなどして、ランプシェードにしたかったがとても無理。折紙のように順を追えば形になるものでも、きちんと折るのにはそれなりの回数、経験が必要。ましてやセロファンのように熱や水に弱く、形状を維持するでもなく、かといってしないでもない(何と言うんだ?)ような物の扱いは子どもたちには難しかった。「加工しようとしないとだめだよ。作ろうとしないと。」と眺めている子に思わず助言。モビールや傘の骨などの利用は、まだ先。パーツ作りに数日を要し、肩が懲った。