冷蔵庫が倉庫になって

hanayoko2008-05-26

昨年の終りくらいから電化製品が機能しなくなってきた。電子レンジと冷蔵庫。レンジは頂き物で購入年月日と使用年数は不明。かなりの年期もの。冷蔵庫は13年目に入っている。

人から冷えなくなってくる順序は聞いていた。まず冷凍庫が効かなくなり、それから冷蔵室も冷えなくなってくるらしい。家の場合逆だった。先ず冷蔵がだめになり始めた。原因も分かっている。冷蔵庫の側面に段ボールを立て掛けてしまっていたからだ。あやしい時期に暖めてしまっていた。それで仕方なく冷凍庫で冷やしておいた数個の保冷剤を翌朝冷蔵室の上部に移して(その際保冷剤はトレーや入れ物にのせる。でないと溶けた霜で周りがぬれ手間だ)、その間に数個の保冷剤を冷凍庫で冷やしておき、翌々朝それらを取り替える。冬の間、その繰り返しでしばらくもたせた。

春になっていよいよ冷凍庫も効かなくなってきた。スーパーで購入したブロッコリーが翌日には黄色く変色している。キャベツの持ちもすこぶる悪く、葉が黄色くなる。買う時は4分の1となり、高く付く。消費期限のせまった割り引きものは即、調理する。ゼリーはゆるゆるで、飲み物はすべて常温である。

そろそろ毎日のお弁当が始まるという時に、さてどうしたものかと思う。しかし物入りな時期なのでもうしばらく踏みとどまることにする。お惣菜の一品となるカラフルなコンポーに包まれた冷凍食品の解凍は、電子レンジを使用せずにオーブントースターでやりくりした。『しかしガチガチに冷やして高温で暖めるって、どうなのさ』などと思う。

関心事も変化を見せる。図書館では自ずと料理コーナーの「保存食」の本に目がいく。腸詰めだのピクルスだの、う〜ん、無理だ。たまたま知り合いから大根の福神漬のレシピをもらっていたので、それは重宝した。葉ものもその日に使い切る。肉類は生姜のスライスなどをのせ遅くても翌日には調理をする。この調子ならしばらくいけるかも知れない。

しかし夏日もあったりして気温が上昇してくると冷蔵庫がないのはなかなかつらい。そしていよいよ臭いだした。冷蔵庫はただの食料倉庫になった。

結局購入を決めて冷蔵庫生活がもどってくる。多少のエコタイプである。最初はその冷え具合に感銘をうけた。「こんなに冷たいんだ」すっかり常温に慣れていたようで、驚いてしまった。

すると不思議なもので、今度は冷蔵庫に慣れるのにやや時間を要した。乾物はともかく、野菜や卵、肉類、魚類、飲み物などの購入と消費のサイクルが変わってしまって、せっかく組み立てつつあったサイクルを元に戻す必要があった。しかし今では冷やして保存できることの有り難みが多少分る。

それと洗濯機も以前から危うい感じだ。しかしだ、うわさをすると本当に止まりそうなので、控える。