近くに八百屋さんがあった。
すきなお店。
だってお菓子もおいてあるし
店のおばさんは優しいし ようちえんの話も聞いてくれる。
親類も駄菓子屋さんやっていたけど
そっち は とてもとおい。
八百屋さん、豆腐屋さん、お肉は父親が調達、魚は問屋か魚屋さんで買う。

ある日 家の近くにビルが建った。
ふさわしくないほどに高いビル。
そこの1階にスーパーマーケットができた。
キラキラキラキラ 床は石造りみたいなツルツルしたタイル調、
陳列棚は光ってる。
キレイに並べられた 段々棚のお菓子 お菓子 お菓子。
ラムネ 原色チョコ 飴 キャンディー クッキーもあったかな
いりぐち はいって 右のすぐそこ、レジのおく。

それから八百屋さんの経営がきびしいってきいたかな。
コロッケは八百屋さんの方が好きだったけどな。
プラスチックの桶には うなぎもあって
たぶん生きてた。
そしてスーパーやストアは つぎつぎに。

トーキョウにいったときのほうが 個人経営店が残っている気がしたな。
口上が生きてた。
よく聞くと 同じこと言ってたけど。
年の瀬のアメ横
なに買ったっけ、見てまわっただけのような。
銀鮭。

また引越して すぐにお財布は巨大スーパーに呑み込まれてしまった。

今ではコンビニなんかも ベンリーデ利用しているけれど
いつもいつもきれいで カピカピぎゅうぎゅう ならんでいる。
ついつい引き込まれるけれど。
万端そろっているし、
ひんやりコーナーにいくと 家の冷蔵庫のような気がしているし。
冬は厚着でいったりして。
銭湯か。

備えあれば憂いなし っていうけれど
ガラガラの冷蔵庫にスーパーやコンビニからちょっと移動させて
それで憂いがないって ほんとうなのかな
そりゃあガラガラよりましでしょう。

モー ルショップやアウトレットはなじめないけど
より安くなんて どうもへん。
財布の管理人 コインザイムタントウ。

じゃ宅配はどうだろう。
オーガニックに電子マネー
子どもをあずけるとき チケットつくって 友だちとまわしたな。
炭鉱じゃ コウをして しのいだって 本にあった。
負けるな小売り!

旅行にいって 畑に朝どり野菜 が袋詰めにされていて
” 一袋100円 ”って横にあって
無人で 貯金箱みたいなの置いてある のも 捨てがたし。

自分でつくる 気はないの かい?
地下ふかくふかく眠った大地
大地の息吹き

冷蔵庫のないころの レイコゾウ

そうそうレスラーは初期 冷蔵庫担いで巡業して回たって、
さすがあ!
冷えた beer。。。