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小僧の神様』を思い出してしまった

河の散歩
二十二、三度はあるのか 日本の亀 が甲羅干しをしていた
二匹 足音を聞いてか視覚に入ってか感じてか
たちまちチャポンと逃げていった
そろそろ蟹たちも冬の準備か
屋台なんかで買うミドリガメは成長するとミミアカミシシッピガメとなる
甲羅の反対側 腹の柄がタイガースのような文様
一度河で見つけて持って帰り子どもに見せてやろうと
外に置いていた水槽に入れて 子どもの帰りを待った
ご近所さんが寄ってきてしまった
「これでは浦島たろうの子役だわ」と思って丁重に河に還した
日本の亀には災難だったかも知れない

サザエの蓋は渦巻きが左巻きだった
ごく近年 気がついた
裏側を見ると右巻きになっていた
NHK日曜美術館で「速水御舟」をやっていた 
「炎舞」の速水御舟である
意外にも人物が苦手で『京の舞妓』を描いたあと酷評されて
その後人物からは遠ざかっていたらしい
しかし研究を重ねていて
人物画に螺旋を持ち込むなど斬新な挑戦をしていたとのこと
日本画は創作であり日本の美術品は明治の主力な外貨である
の側面ばかり見ていたので
画家の試みに注目した番組は面白かった
その意識でイチゴの写真を見直してみると
開花の時間が見えてきたような気がする
中心は一番に開花して受粉後花弁を閉じようとしている
中央から左の渦巻き状に時間が進行している
と仮定してみる
コピーであること、
形には終りがないこと、
奥行き、こんなミニ空間の奥行き、
影、明暗も何もコピーだからさ、
色彩、インクが載ってる、
に加えて時間!

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うーん 自信がない
やっぱりもっと良く見ないといけない!