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・最近の子どもの言葉でどっきりしたこと「わたしが育ったら家族は解散するんだと思ってた」
・生命のあったのに 手足を伸ばし 根を張り巡らせる闘いがあったのに 勢があったのに
 しずかに トラック一杯分の命をのせて 去っていった
 悲しいかな ないという悲しみ ないという悲しみ 兄弟のような一本の木 センダンと金木犀
 わたしたちに親しいというだけで 疎外された 木
 犬が一匹 助かった ああ 助かった 親しい命は 不在を悲しんでいるだろうか
・テレビで強面選手見て 子が一言 「かかってこい いつでも逃げるよ」
・芯材がないとは 頼るところがない つまり 無重力 絶対ではない関数
・美しい言葉を発すると 元気になる
・昨日母より入院の電話 携帯よりあり
・霞たつ ながき春日に子供らと 手鞠つきつつ この日暮らしつ  良寛
・心臓のような梅干し食らう
・鉱脈 水脈 紐帯
・選挙_国民投票前夜_憲法
写真_ハマチと大根で「ぶり大根」を作った。このハマチの眼球を支えた骨。(相変わらずピンぼけである)