2009 8/9
広島に行ったのは25年前の1984年の夏だったようだ。
流行していた歌、「雨音はショパンの調べ」(小林麻美)で確認した。
ある新左翼のグループのメンバーに誘われて単独現地に参じ、
一緒に宿泊、翌日集会という日程だった。
合流したその晩の 同室した女性たちの うるおぼえの会話、つぶやきの一部。
「子どもがいなければもっと活動できるのに」
深い洞察もなく、そんなものかと思いつつ、違和感は感じた。
明けて集会には参加していたはずだが、平和記念(祈念)式典に参加した憶えがない。
平和記念資料館も訪れたかどうか定かでない。
暑く呆然とした中で写真資料を見た記憶だけがある。
ただ 原爆ドームを近くの橋の上から近景に見て
かつてにないものがこみ上げ震えたのを憶えている。